ちか と つる
「おおだま」と「しずくいし」による、『戦国BASARA』のチカツルについてあれこれ語ったり、二次創作したりするブログです。NLオンリー。腐はどこを探してもありません。
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学パロのチカツルで、「はがゆい君たちへの七題2」の4番目のお題です。
今回は短いので、2個一気に上げちゃいます。
配布元:サキサカユキジ様/jachin
≪ 4.触れた手がとても冷たくて、顔が熱くなった ≫ しずくいし
今回は短いので、2個一気に上げちゃいます。
配布元:サキサカユキジ様/jachin
≪ 4.触れた手がとても冷たくて、顔が熱くなった ≫ しずくいし
文化祭の準備で買出しに出た帰り、突然見舞われた土砂降りに、元親と鶴姫は民家の軒下に駆け込んだ。
ざあざあと降りしきる雨は路面で激しく跳ね、雨どいからは滝のように水が流れ出ている。小降りになるまではここから動けそうもない。
しかし鶴姫は時間が気になるようで、しきりに空を気にしては溜息を吐いている。気付けば肩が随分濡れていた。
もっとこっち入れよ、と言う代わりに鶴姫の手を引く。すぐ放すつもりだったが、その予想外の冷たさに気が変わった。
ぎゅっと握って、そのまま自分のズボンのポケットに突っ込む。
普段であれば文句の一つも飛んできそうなものだが、まったくの無音に隣の様子を伺うと、鶴姫は真っ赤に染まった顔を隠すように俯いていた。
その反応に何だかこちらまで気恥ずかしくなって、正面に視線を戻す。
こめかみの辺りがいやに熱かった。
ざあざあと降りしきる雨は路面で激しく跳ね、雨どいからは滝のように水が流れ出ている。小降りになるまではここから動けそうもない。
しかし鶴姫は時間が気になるようで、しきりに空を気にしては溜息を吐いている。気付けば肩が随分濡れていた。
もっとこっち入れよ、と言う代わりに鶴姫の手を引く。すぐ放すつもりだったが、その予想外の冷たさに気が変わった。
ぎゅっと握って、そのまま自分のズボンのポケットに突っ込む。
普段であれば文句の一つも飛んできそうなものだが、まったくの無音に隣の様子を伺うと、鶴姫は真っ赤に染まった顔を隠すように俯いていた。
その反応に何だかこちらまで気恥ずかしくなって、正面に視線を戻す。
こめかみの辺りがいやに熱かった。
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